今日の講義では,質権の概略を話しました。
今日だけで終わらせようと思ったから,駆け足になってしまった。
理解できなかった点は,質問に来るなり,
教科書を見るなりで,補ってください。
7月30日(月)の課題を返却しました。
7日の講演会のPDのテーマでもありましたね。
この問題は,教科書を読んでも,モデルが見つからないケース。
学生の思考力・理解力が試されました。
今まで学んだ知識をどう活かしていくか,展開していくかが問われます。
回答を求める声が多かったのですが,
回答のない問題です。自分で,どう考えるか,ということが課題。
011,068さんは,頑張っていましたね。
設問を見たら,何が論点か考える,
論点についての,判例・学説の状況を押さえる,
その上で,それらを,答案にどう表現していくか考える
(答案構成の問題),
それから書き始める,という流れで回答して欲しいと思います。
※書きながら,考え,あーでもない,こーでもない,と。
実務・学生は,(とりあえずの)答えを求めるのでしょうが,
研究者としては,答えはない(敢えて答えを出さない),
その過程で脇道・横道に逸れることもある→それから,本質が見えてくることもある,
ギリギリまで考え抜いて,いろいろな可能性を提示して欲しいと思うのです。
効率性を求めるのではなくて,
思い悩む・苦しむ,その思考のプロセスを体験して欲しい。
それが,頭・思考の活性化に繋がると考えるからです。
この点,学生(・教員)と(も)共有できずに苦しんでいるところです。
***
今日の講義では,
講義の感想・アドバイス・意見を学生に書いてもらうことにしました。
学生が出してくれるか…。
今年度の講義は(おそらくは今後も),
基本しか教えないこと→学生が自発的に・自主的に勉強することを
テーマとしていました。
これをもって,アメリカ式?講義,とか言っていました。
講義中,学生間または学生と教員とで,
ディスカッションすることができれば,と考えていました。
僕の指導力不足,・余裕の無さから,うまくいきませんでしたが。
後期の講義でも,その方向性を探っていきたいと思います。
そのためには,僕自身,勉強の時間が欲しいのですが…。
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