2015年11月30日月曜日

2015113003 債権総論&res cottidianae

前回の課題は,511条をめぐる判例の変遷を理解して欲しかった。

そもそも合格者が少なかったのですが,
成績優秀者は,
057
123
さんです。

本日の講義は,相殺一色。

相殺適状の話し。
弁済期の箇所,注意ですよ。
そして,課題の511条の判例の変遷です。

法律的思考の訓練にもなるので,
次回,学生に説明をしてもらいます。

***

懸案の学会誌原稿を投稿。
 今回は,法学教育に関して,です。

10月下旬に,
ある程度正式な文書提出が2つ。
1つは,震災復興(高台移転)(共同?)
1つは,actio finium regundorum(ローマ法)
11月頭に,
1つは,法学教育(共著?)
1つは,担保物権(解釈学?)
そして,
今回,法学教育です。

現在,教科書原稿(不法行為)と,
月末原稿(遺失物,法人)も並行執筆中です。

年末のローマ法原稿できるかな・・・。
来年は,ローマ法の小品を2つ,
大品を1つ,出したい。
ローマの担保法の問題も取りかからないと。

そして,ずっと懸案にしている
抵当権関連の論点を二つ
 派生した,所有権の問題を二つ
 同様に派生した,契約関連を二つ,
親族法の評釈いくつか,
親子関係と氏の問題について二つ,
書きかけたまま放ってある
時効取得と登記の問題
←これは緊急度高し。

震災復興に関しても幾つか。

別件の自分の勉強も継続。

と,考えると,時間が足りなくなるし,
停滞している時間も余裕もないのでした。

最近,更年期障害か,
勉強していると気持ちが悪くなってくるんだよな。

2015年11月28日土曜日

2015112803 債権総論

今日は,みなし月曜日。
意外に(失礼),多くの学生が…。

今日の講義は,
債権の準占有者への弁済と,
相殺の基本。

相殺適状
債権の対立ケースの例外で
終わってしまいました。

学生の顔がポカーンだったので,
あまり理解されていなかったかも。
次回,確認のために,誰かを当てようと思います。

***

行き当たりばったりで,
余計な話しをしてしまいました。
学生の反応はイマイチ。
僕の話術のゆえ,でしょうね。

しかし,夢,野心をもつことは大切。
そして,皆さん,気付いていませんが,
努力をする時期は,今です。



2015年11月23日月曜日

2015112704 金融取引法 Topica

ゼミのようになっているこの講義。
サボり気味ですが,話したいこと。

最低賃金アップ

***

ブログはサボってますが,
学科ブログも然り,
仕事はしています。

やりたいことは,いっぱいある。
しかし,自分の仕事・行く末を考えると,
それを抑えないとならない。苦しいところです。

projectの形成・完成のためには,
時間がかかり,
早く始めないと結実しない,ということを考えると,
忸怩たる思いです。

といいつつ,今,書いている原稿も,
書いている最中から,新たなアイデアが生まれ,
収まりきらなくなっています。

しかし,最近,学者が書いた良い本に2つ出会いました。
★聞きたい学生は,個人的に,聞いてください。
 なかなか教えませんが…。


2015112402 親族法アナウンス

先週にアップする予定でしたが,
親族法課題判例 Part2です。

課題判例 Part2
最判平成26717日判時223514
最判平成26114日民集6811
最判平成251210日民集6791847
東京家八王子支審平成6131日判時146856
最判平成41210日民集4692727

事前に勉強してくれると有り難いです。


2015年11月18日水曜日

20151118 res cottidianae

昨日の「法学」に見られたように,
絶不調だったので,
今日はちょっと無理して病院に行ってみました。

行ったは良いですが,待ち時間1時間半。
なぜか僕より遅い番号の方がドンドン呼ばれていく…。

医者もなんだか適当。
僕から訴えて,血液検査とかやってきましたが,
客商売として,なんだか,でした。


というわけでも,ないのですが,
今日の夜のエクステンションは泣く泣く?休講とさせていただきました。
しかし,やることがあるので,まだ大学に居る・・・という。

エクステンション。
義務ではないので,やる必要はないのですが,
ラテン語に関しての潜在的な需要があるので,
来年度も開講しようと思っています。

以前も書きましたが,
同僚のなかには,アルバイト・小遣い稼ぎと揶揄する輩もいますが,
僕なりの,地域貢献のつもり,なんです。

実際,これまでの講座を受けてくれた方々とは,
エクステンションとは別個に,学習会を開催しています。
もちろん,ボランティアです!


確かに,きついときもあるのですが,
学ぶことが,多い。
地域の人たち,社会人と接することは,
狭くなりがちな視野を開かせるには,
良い機会と思っています。
それだけ,刺激がある。


OGOBと接する機会が,最近,多いのです。
ゼミ生は知っているでしょうし,
学科ブログにも書いている(これからも書く)。

皆,よく育ったなと思い,嬉しくもありますが,
少しばかりの危惧を感じています。

OGOBは,仕事をしなければならない時期ではありますが,
そんななかでも,学習・学ぶことを忘れないで欲しいのです。

僕は,学問には,啓蒙 AufKlaerung の機能があると思っています。

世間・社会にいると,その雰囲気や有り様に,図らずも,飲み込まれちゃいますが,
そうしたときに,目を開かせてくれるのが,学問・学ぶことなんです。

そして,それは,仕事にも役に立つと思う。

僕は,学生,とくにはゼミ生には,
パブリックなこと,社会のこと,
自分の後に続く将来のこと,を,
考えていって欲しいと思っています。

決して奢ることなく,
利己的にならず,利他の精神を持ち続ける。

社会ズレしない。

いつも,言っていますが,
そんなことを思ったりしてしまうんです。

「歴史」,「伝統」を大切にして欲しいと思います。
※前例に捕らわれることではない。
★前例に捕らわれなかった歴史はいくらでもある。

2015年11月17日火曜日

2015111703 法学

前回に引き続き,不法行為について。
前回は要件,今回は効果の話しをしました。

民法の講義は,普段やり慣れているので,
「乗ってくると」止まらなくなります。
★最近,なかなか「乗れなく」なりました。

ボッとしていて,時計をしているのに,時計がない,と。
僕もヤバいかな・・・。

前回の課題の優秀者は,
033
021
074
113
087
です。

皆さん,頑張ってください。

2015111602 親族法

さぼり&断続的です。

本日は,離婚の財産的効果について。
判例は,平成23年3月18日判タ1347号95頁,
監護費用分担請求の権利濫用如何についての判決でした。

擁護・批判ともに良い主張でした。
そして,少し慣れたから,議論ができましたね。
聞いていて,楽しかったです。

擁護・批判やりたい,という積極的な声が欲しいです。

本判決は,親子関係不存在確認を却下しながら
=法律上の親子関係を認めながら,,
監護費用の点で,法律上の親子関係を,
実質的に,切断することになった(と僕は解します)。
この点に,僕は矛盾を感じるわけです。

次々回以降の,親子の問題にも関わっていくわけです。

***

次々回以降の判例については,今週中にアップします。


2015年11月13日金曜日

2015111303 金融取引法トピック

滞ってます。
今更挙げるな,ですが,
今日の講義で話したい話題。

出光と昭和シェル合併

耕作放棄地の課税

ポピュリズム

北関東連合
(※暴走族の名前みたいですが。)



2015年11月9日月曜日

2015110903 債権総論&res cottidianae

本日,債権法講演会でした。
司法書士の先生による講演…。

難しい内容でしたが,
受講者はどうだったでしょうか。

 企画スタッフを務めた学生たちは頑張ってました。
 緊張したけれど,楽しめたかな…。
 それだと良いです。
 数ヶ月間お疲れさまでした。

 例年言っていることですが,
 高みから降りないで欲しいです。

***

3年ゼミでは,この企画に,さらに味付けしたものを行います。
講師が面倒見が良いので,真剣に取り組めば力は付きます。
そして,僕は,crazyです。


かつては,足立ゼミを潰してやる,くらいの勢いをもった学生が
きたものですが,最近そういう学生は来なくなったな~。

***

僕も今日午前中,遅れに遅れた原稿を出して,
これまた遅れている原稿にこれから真剣に取り組まないとなりません。

そして,先週の土曜に受諾いただいた新たな取り組みにも。

引っ越したにもかかわらず,未だに段ボールを開けていない…。
いつ開けられるのか…。

いろいろ取組みすぎですが,・・・。

たとえ,勝てはしないゲーム,でも,どうにかするんです。
このまま老いぼれちゃうのは嫌ですからね。




2015年11月5日木曜日

20151105 res cottidianae

書き込みをサボってました。
ゴメンナサイ。

今日は,ゼミ説明会でした。
僕は,学生にゼミ説明をしてもらいました。

11月9日(月)昼休み
11月12日(月)昼休みに,
C602で説明会をやるので,
興味のある方は話しに来てください。

先輩ゼミ生による説明です。

選抜は,先輩ゼミ生による面接です。

***

サボってた理由?ですが,
補助金の申請が2件,
原稿が5本(まだ完成しておらず),
業務(学内・学外)が多数の状態でした。
途中,引っ越しましたしね。
 いまだに段ボール箱の山。

学科ブログもサボってました。

それは,そうと,
今回も明らかに,不可能だな,
キャパを超えた仕事量だな,
という自覚はあったのですが,
再び力業でなんとかできました。
 まだ終わってませんが…。

それを受けての,
シラバスの次の書き込み
やりたいこと・実現したいことは,たくさんあり,取り組めば,できると思う」
思う,とは,書いていますが,できると断言できます。

しかし,いろいろと考えるところもあり,
ー正確には,大学教員・研究者としての今の自分に疑問を感じている,
このままで良いのか?ー,
まあ分かりませんが,ゼミについてはペースダウンするかもしれません。

新たな飛翔のため(親父ですが),
雌伏の時期としたいかな,とも。

ま,これは,いろいろ追記していきます。

***

ゼミで悩んでいる学生は,
入らない,という選択肢はなく,
入りましょう。

ゼミは,大学生活の華です。

そして,
僕は,常々言っていますが,
研究をしている教員の門を叩く。

我われ,研究者は,公的な存在なので,
その人間が,どのような問題関心をもっているかは,
ciniiを見れば,分かります。

***

僕も大学教員に成り立ての頃は,
まったく論文が書けなかったのです。

講義準備や,ゼミ活動中心の生活で
書く,という作業に,なかなか踏み込めなかった。

しかし,今では,それは言い訳だったと思っています。

書こうと思えば,いくらだって書ける。
書くネタは,いくらでも転がっている。

この職業は,いったん職を得てしまえば,OKで,
あとは,客観的な評価・審査を受けることはほとんどない。

その地位に安住してはいけないと思っています。

publicな存在である以上,その責務を果たさないとなりません。

そういう経験をしてきて,
今だからこそ,言えるのが,
教育と研究は相互効果がある,と。

書いていると止まらなくなるので,今日はこのへんで。