2015年12月14日月曜日

20151214 Topica-ゼミ募集関連Ⅰ

本日から,2016年度新2年ゼミの募集が始まりました。

僕のゼミ説明は,相変わらず,学生任せ。
その意図は,面倒くさいから,ではなく,
学生に経験を積ませたいことと,
当事者である学生の声の方が重いと思うからです。

やりたいこと,思いは,シラバスにも綴ってあります。

最近,言い,書きまくっていますが,
「研究と教育」は両立する・相互作用があると考えています。
研究成果を発表しないとならない。

※ただし,僕は,研究しすぎ…←講義にも手が回らなくなっている。

学生には,それを判断基準にして欲しい。
我われは,公的な存在なので,
我われが,何をしているかは,これで検索すれば,分かります。

 研究・業績を出していないものは,
 教育の資格がないとさえ,僕は思っています。
 この仕事は,なってしまえば,
 あとは,不祥事でも起こさないかぎり,
 職を奪われることはありません。
 しかし,それで良いのか,
 という疑問を僕は常に持っています。

僕の研究については,以前,このブログでも記しました。

今年初めに出した判例研究,
高裁レベルでひっくり返されたので,
再び書かないとなりません。

研究にせよ,教育(ゼミ)にせよ,
いろいろと動きがあるのは,
危機感を感じているから,です。

僕にとっては,
外部の人間との接触が,そのきっかけ,でしょうか。

教育については,
昨日,インパクトを受けたことがあったので,
後日,記したいと思います。

***

債権総論の優秀答案学生を記したついでに(失礼)。

昨日,札幌弁護士会主催のJr.ロースクールの見学に行ってきました。
仕事の関係で,午前中のゼミのみの見学となりましたが…,
ゼミの内容は,考え抜かれたもので
ー若者に社会の現実を突きつけるものでもあった-,
大学を対象にしても,充分に成り立つものでした。

正直,僕は,自分の講義・ゼミが恥ずかしくなりましたね。

弁護士の先生は,とても忙しい。
それにもかかわらず,
中高の教員と協力して,とはいえ,
あの内容を創りあげたことに,
僕は,衝撃を受けました。

自分たちは何をやっているんだ,と。

法教育・法学教育については,
最近,中高,一般レベルで論じられ,
実務家と専門家(教育関係)の協同があるところですが,
その間にある,
大学での法教育・法学教育が抜け落ちちゃっている。

このこと,先日,投稿した,
法教育関係の原稿にも記したのですが,
僕は,もの凄く危機感を感じています。

このままでは,大学教育,大学の法教育・法学教育が
置いていかれてしまうだろう。

 それでなくても,
 弁護士飽和の状況にあることからして,
 今後,我われの領域に,
 どんどん実務家が入ってくるだろう…。

そこで,自分に何ができるか,
何をしなければならないか,
真剣に考えて,実践していかないとならないと思いました。

頑張りましょう。


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