本日から,2016年度新2年ゼミの募集が始まりました。
僕のゼミ説明は,相変わらず,学生任せ。
その意図は,面倒くさいから,ではなく,
学生に経験を積ませたいことと,
当事者である学生の声の方が重いと思うからです。
やりたいこと,思いは,シラバスにも綴ってあります。
最近,言い,書きまくっていますが,
「研究と教育」は両立する・相互作用があると考えています。
研究成果を発表しないとならない。
※ただし,僕は,研究しすぎ…←講義にも手が回らなくなっている。
学生には,それを判断基準にして欲しい。
我われは,公的な存在なので,
我われが,何をしているかは,これで検索すれば,分かります。
研究・業績を出していないものは,
教育の資格がないとさえ,僕は思っています。
この仕事は,なってしまえば,
あとは,不祥事でも起こさないかぎり,
職を奪われることはありません。
しかし,それで良いのか,
という疑問を僕は常に持っています。
僕の研究については,以前,このブログでも記しました。
今年初めに出した判例研究,
高裁レベルでひっくり返されたので,
再び書かないとなりません。
研究にせよ,教育(ゼミ)にせよ,
いろいろと動きがあるのは,
危機感を感じているから,です。
僕にとっては,
外部の人間との接触が,そのきっかけ,でしょうか。
教育については,
昨日,インパクトを受けたことがあったので,
後日,記したいと思います。
***
債権総論の優秀答案学生を記したついでに(失礼)。
昨日,札幌弁護士会主催のJr.ロースクールの見学に行ってきました。
仕事の関係で,午前中のゼミのみの見学となりましたが…,
ゼミの内容は,考え抜かれたもので
ー若者に社会の現実を突きつけるものでもあった-,
大学を対象にしても,充分に成り立つものでした。
正直,僕は,自分の講義・ゼミが恥ずかしくなりましたね。
弁護士の先生は,とても忙しい。
それにもかかわらず,
中高の教員と協力して,とはいえ,
あの内容を創りあげたことに,
僕は,衝撃を受けました。
自分たちは何をやっているんだ,と。
法教育・法学教育については,
最近,中高,一般レベルで論じられ,
実務家と専門家(教育関係)の協同があるところですが,
その間にある,
大学での法教育・法学教育が抜け落ちちゃっている。
このこと,先日,投稿した,
法教育関係の原稿にも記したのですが,
僕は,もの凄く危機感を感じています。
このままでは,大学教育,大学の法教育・法学教育が
置いていかれてしまうだろう。
それでなくても,
弁護士飽和の状況にあることからして,
今後,我われの領域に,
どんどん実務家が入ってくるだろう…。
そこで,自分に何ができるか,
何をしなければならないか,
真剣に考えて,実践していかないとならないと思いました。
頑張りましょう。
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