本学に赴任以来,エクステンションでラテン語を講じています。
講座を終えて,まだラテン語を読みたい,という受講者のために,
「私的」研究会=ラテン語読書会を開催しています。
まったくのボランティアです。
エクステンションを継続していることを,
小遣い稼ぎ・アルバイトと揶揄する輩もいますが,
僕は,地域・一般とのつながり,
大学の知的文化?を社会に還元するものとして,
エクステンションで講義を持つことは,
大学人として,当然の務め,というような意識を持ち続けています。
エクステンションを通じて,一般の方々と交流することは,
僕にとっても刺激となる,勉強になる。
そして,何よりも,ラテン語の豊穣な世界を伝えて,
その贅沢な時間を共有できることに,楽しみを見出しています。
僕はいつも言うのですが,「ラテン語は美しい」んです。
次回から,セネカ「良い人生について」(de vita beata)を輪読します。
***
ラテン語はヨーロッパ言語の源の一つです。
ラテン語を学ぶことで,
さまざまなヨーロッパ言語に対して近づきやすくなります。
学生諸君もいかがですか。
私的研究会への出席を認めます。
「私的」研究会ですから,
文法の教授はやりませんが,
豊穣な世界に触れる機会は提供できます。
dubitantibus ceteris nos id ausi sumus.
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