日本はお盆。
イタリアもキリスト教のお休みでした。
バールやレストランが閉まって,
街が静かになると聴いていましたが,
確かにスーパーなど閉まっていましたが,
バールやレストラン賑わっていました。
午前ラン。その後,こっちの研究,
そして,学生の就活面談でした。
就活面談は難しいです。
夕方,再び,ペルージャ動画撮影へ。
ペルージャ大学農学部脇のフロントーネ公園で
9月中旬まで毎日,野外映画をやっている,とのこと。
存在は知っていたのだけれど,毎日は驚きでした…。
明日,インディ・ジョーンズの最新版ですが,
見に行きたい気持ちもあり,
おそらくイタリア語版になっていることも予想できて,悩むところです。
centroのバールでエクステンションの動画を撮ろうと思ったけれど,
どこも混んでいて,イタリア人の間で,日本語の動画を撮っているのも,
気持ち悪いし,興味がられるので,断念…。明日か明後日に。
ローマの所有権論についてのSZの論文を2周目。
このテーマは,いよいよ論文か,なんですが,
こちらで見つけた所有権論の本があるので,
それを消化してからかな,と思っています。
日本の論文並みに精力的に読みこんでいかないとなりません。
中途で止まっていたスコットランド法も再開。
これは来春かな。どんどん後ろ倒しになっていて…,
研究もスピードが大切なので,焦っています。
なんだか身体のいろいろなところにガタが来つつあり,ちょっと心配です。
国際化,英語偏重に対しての危惧を。
ゼミ生・学生もこのブログを読んでいたら,考えて欲しいです。
国際化・英語偏重の傾向があると思うのですが,
それ以前に,今,大学で学識・教養を付けることに集中して欲しいのです。
こちらで,日本人の若者何人かに会いました。
1人は,日本の大学を卒業して,国家試験に合格して,
国費で2年間,ペルージャ大学法学部大学院に留学していた学生,
今は,大使館職員です(キャリアですね)。
多数は,大学時代,語学留学に来て,
そのまま居着いちゃったり,また戻ってきた若者たち。
後者は,生活・生き方に苦労しています。
もちろん,在学中の1年程度の留学経験は必要とも思います。
国際化・英語も良いのだけれど,
まずは,日本で学識・教養を徹底的に深める・身に付ける作業をして
-苦しい作業ですが-,それを経てから,
国際化・英語でも遅くないと思いますし,その方が将来は開けるように思います。
ヨーロッパに関しては,日本以上の学歴社会です。
それぞれにとって,人生の幸せや成功は違うと思いますが,
若い人には苦労して欲しくないし,
可能性を広げていって欲しい,
人生を豊かなモノにして欲しい,
そういう思いから,耳に痛いことを書いています。
※追記しました。
もちろん,どういう状況にあっても,
僕は,学生や若者を支援しますが…,
僕にも出来ることと出来ないことがあり,
僕でも出来るサポートを考えると,
上記の努力と苦労をして欲しいな,と思います。
ただ,国際化・英語偏重を打ち出す,
大学・教員の姿勢にも問題があると思っています。
国際化・英語偏重と同時に,あるいはそれ以前に,
専門を究める指導をしていかないとなりません。
そして,それをするためには,教員が学問を究めないとなりません。
※追記しました。
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帰国の前に何度か… |