金沢から戻って講義。
ガッツリ研究の予定が,
講義・ゼミ準備やら,課題の添削やら,で。
課題の添削は,何度も書いているけれど,
講義に出てきているか,
ちゃんと取り組んでいるかが,
直ぐに分かる答案が多くて,なんだかな…と。
出席で学生を講義に縛る,ようなアホなことは,
大学生は大人なんだから,したくないし,しないが,
出てこないなら,自分で徹底的にちゃんと勉強してほしい。
それが,自由ということであり,自由には責任が伴う。
そこはリジットに評価していく。
昨日も書いたけれど,社会はそんなに甘くないし,学問をなめちゃいけない。
世界には,たとえば,ガザ地区の子ども・若者たちのように,
学びたくても学べない子どもや学生がいるんだ。
そういう状況を考えたら,自分たちがいかに恵まれた状況・環境にあるか。
その恵まれた環境・状況に安穏としていてはいけないよ。
学んで力を付けて,夢・希望を実現して,より良い社会・世界を創っていかないと。
こういうことについて,
学生と本気で話しがしたいと思っている。
日大の状況を見ていると,考えさせられることが多い。
身近にアホな状況があって,アホなことがあるのを分かっていて,
それをスルーしてしまうこと,それはあってはならないことだ。
全てが地盤沈下していってしまう。
行動を起こすべきなのか,本気で悩んでいる。
とはいえ,そんなアホなことに関わっている時間があるなら,
自分のやるべきこと(研究や実践)に衷心しなければならないとも思う。
研究や実践のために残された時間は少ないし,エネルギーも限りがある。
今日,友人とのやり取りで,
自分で,学問に謙虚でなければならない,と書いていて,
我ながら,ハッとさせられた。
自分は,学問に対して謙虚であるか,
無知の知を理解しているか。
最近,驕っていたかもしれん。
自省が必要だなと痛感した。
明日の民法の講義は,
余計な話しをたくさんしようかと思っている。
驕りかもしれないけれど,
ほんの僅かだけれど,学生からの期待を感じることがある。
その期待に応えないとならない,という思いと,
自分の実現の狭間で悩まされることが多い。