2023年12月8日金曜日

20231207 res cottidianae

金沢から戻って講義。
ガッツリ研究の予定が,
講義・ゼミ準備やら,課題の添削やら,で。

課題の添削は,何度も書いているけれど,
講義に出てきているか,
ちゃんと取り組んでいるかが,
直ぐに分かる答案が多くて,なんだかな…と。
出席で学生を講義に縛る,ようなアホなことは,
大学生は大人なんだから,したくないし,しないが,
出てこないなら,自分で徹底的にちゃんと勉強してほしい。
それが,自由ということであり,自由には責任が伴う。
そこはリジットに評価していく。
昨日も書いたけれど,社会はそんなに甘くないし,学問をなめちゃいけない。
世界には,たとえば,ガザ地区の子ども・若者たちのように,
学びたくても学べない子どもや学生がいるんだ。
そういう状況を考えたら,自分たちがいかに恵まれた状況・環境にあるか。
その恵まれた環境・状況に安穏としていてはいけないよ。
学んで力を付けて,夢・希望を実現して,より良い社会・世界を創っていかないと。

こういうことについて,
学生と本気で話しがしたいと思っている。

日大の状況を見ていると,考えさせられることが多い。
身近にアホな状況があって,アホなことがあるのを分かっていて,
それをスルーしてしまうこと,それはあってはならないことだ。
全てが地盤沈下していってしまう。
行動を起こすべきなのか,本気で悩んでいる。

とはいえ,そんなアホなことに関わっている時間があるなら,
自分のやるべきこと(研究や実践)に衷心しなければならないとも思う。
研究や実践のために残された時間は少ないし,エネルギーも限りがある。

今日,友人とのやり取りで,
自分で,学問に謙虚でなければならない,と書いていて,
我ながら,ハッとさせられた。
自分は,学問に対して謙虚であるか,
無知の知を理解しているか。
最近,驕っていたかもしれん。
自省が必要だなと痛感した。

明日の民法の講義は,
余計な話しをたくさんしようかと思っている。

驕りかもしれないけれど,
ほんの僅かだけれど,学生からの期待を感じることがある。
その期待に応えないとならない,という思いと,
自分の実現の狭間で悩まされることが多い。

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