ゼミ前に,いろいろとやることがあったのだが,半端になった。
とはいえ,研究は,ドアを開けつつある。
あとは,いかに,自分の時間を確保するか。
学生面談。
大学院時代の就活?の話しをした。
博士課程時,くすぶっていた自分を見かねて,
周りの大人が可能性を示してくれた。
当時,研究者の可能性・魅力を感じていて,腹を括れない自分がいた。
今,考えると,ホントに勿体ないことをした,と思っている。
当時は,法史学に魅力を感じていたんだよな。
正確な引用ではないが,学問が社会を創る,という,
ドイツの偉大な学者の言葉・考え方に希望・魅力を感じていたんだ。
もっとも,その思いは今でも持ち続けている。
ただ,法史学には,かつてほどの期待も魅力も感じられていない。
今の自分は,現代的な問題に関心をシフトさせちゃっている。
あのときに,腹を括れていたら,自分がどうなっていたかは分からない。
今の自分の価値観からしたら,後悔ばかりだが。
しかし,巡り巡って,遅すぎたかもしれないけれど,
大切なことや問題意識を持てているので,
今,できる限りのことをやっていこうと思っている。
人生ってそんなものかもしれない。
学生指導について,正直,学生を騙すのは,簡単だ。
耳あたりのよいことを言って,装えば良い。
しかし,自分はそれをしたくないし,やるつもりもない。
何度も書いているけれど,
学生には,学問の価値を分かってほしい。
それは,我われが伝えなければならないこと。
学問が,我われを自由にするんだよ。
寛容な社会を創っていくためには学問が必要。
だからこそ,学問を前に,逃げてはいけないし,
真摯に誠実に向き合わないとならない。
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