2024年7月16日火曜日

20240715 res cottidianae

トレーニングして,大学。相変わらずヘロヘロになってた。
ゼミ前に,いろいろとやることがあったのだが,半端になった。
とはいえ,研究は,ドアを開けつつある。
あとは,いかに,自分の時間を確保するか。

学生面談。
大学院時代の就活?の話しをした。
博士課程時,くすぶっていた自分を見かねて,
周りの大人が可能性を示してくれた。
当時,研究者の可能性・魅力を感じていて,腹を括れない自分がいた。
今,考えると,ホントに勿体ないことをした,と思っている。
当時は,法史学に魅力を感じていたんだよな。
正確な引用ではないが,学問が社会を創る,という,
ドイツの偉大な学者の言葉・考え方に希望・魅力を感じていたんだ。
もっとも,その思いは今でも持ち続けている。
ただ,法史学には,かつてほどの期待も魅力も感じられていない。
今の自分は,現代的な問題に関心をシフトさせちゃっている。

あのときに,腹を括れていたら,自分がどうなっていたかは分からない。
今の自分の価値観からしたら,後悔ばかりだが。
しかし,巡り巡って,遅すぎたかもしれないけれど,
大切なことや問題意識を持てているので,
今,できる限りのことをやっていこうと思っている。

人生ってそんなものかもしれない。

学生指導について,正直,学生を騙すのは,簡単だ。
耳あたりのよいことを言って,装えば良い。
しかし,自分はそれをしたくないし,やるつもりもない。

何度も書いているけれど,
学生には,学問の価値を分かってほしい。
それは,我われが伝えなければならないこと。
学問が,我われを自由にするんだよ。
寛容な社会を創っていくためには学問が必要。
だからこそ,学問を前に,逃げてはいけないし,
真摯に誠実に向き合わないとならない。

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